墨絵
January 04, 2012
March 10, 2009
066.五十嵐 晃さん
●紹介したい人:五十嵐 晃くん
http://www.igarashiakira.com/
五十嵐くんとはぼくが40代の頃盛んにカンプライターをやっていた頃、得意先のプロダクションでよく顔を合わしました。「や〜、元気。稼いでる?」なんて言いながら、目線はそらせていました。だって、お互いイラストレーターでライバルですもの。
それから20年ほどたった、この一月、ぼくがその前の年に行灯展をやった同じ場所同じ期間に彼が水墨の個展をしているというのを知って、懐かしさ以上の衝動で拝見しました。彼の素直な絵心がその作にも満ちていました。ぼくははっきり言って「負けました」と思いました。絵を描いているときの彼の人間としての愛情があふれているからです。その愛が彼の筆をぴんぴんと弾けさせて、くるっとしたくすぐりでぼくを撫でまくるのです。新宿のしょんべん横町を描けば香港の九龍城のように限りない物語が飛び出します。
最近彼は埼玉県の嵐山町に住んでいて、農業もやっています。この辺りとそこに住む人々もとても好きだと言います。画業と自己の生活とがきわめて有機的な関係で居ます。好きです。五十嵐くん。
●紹介者:中島 太意
http://www.igarashiakira.com/
五十嵐くんとはぼくが40代の頃盛んにカンプライターをやっていた頃、得意先のプロダクションでよく顔を合わしました。「や〜、元気。稼いでる?」なんて言いながら、目線はそらせていました。だって、お互いイラストレーターでライバルですもの。
それから20年ほどたった、この一月、ぼくがその前の年に行灯展をやった同じ場所同じ期間に彼が水墨の個展をしているというのを知って、懐かしさ以上の衝動で拝見しました。彼の素直な絵心がその作にも満ちていました。ぼくははっきり言って「負けました」と思いました。絵を描いているときの彼の人間としての愛情があふれているからです。その愛が彼の筆をぴんぴんと弾けさせて、くるっとしたくすぐりでぼくを撫でまくるのです。新宿のしょんべん横町を描けば香港の九龍城のように限りない物語が飛び出します。
最近彼は埼玉県の嵐山町に住んでいて、農業もやっています。この辺りとそこに住む人々もとても好きだと言います。画業と自己の生活とがきわめて有機的な関係で居ます。好きです。五十嵐くん。
●紹介者:中島 太意