May 21, 2007
029.まなかふみこさん

彼女の作品には可愛らしい動物や子供たちが数多く登場し、穏やかで優しい世界が繰り広げられています。画面全体を繊細で細かなタッチの水彩で描き、絵に出て来る生き物たちを温かな視線で表現しています。絵本やステーショナリーのお仕事を数多くなさっていますが、その中にはページに仕掛けがあり、キャラクターが動いたり画面が変わったりと、更に目を楽しませてくれるものもあります。彼女の作品は、家具や小物にまでこだわりがあり、絵の至る所にストーリーが隠されていて、それを発見するのもひとつの楽しみです。
実際お会いするとご本人もほんわかとした雰囲気をお持ちの方で、まさにご自身の絵の中から抜け出してきたようです。家族ぐるみでのおつきあいをさせていただいていますが、びっくりするのはおみやげにいただく彼女の手作りのお菓子。ラッピングの美しさもさることながら、ひとつひとつに貼られた彼女の手作りのラベル。可愛らしい動物たちがプリントされていて、食べ終わっても捨てられない…。イラストを生活にも取り入れていて、女性ならではのこだわりを感じます。
まなかふみこさんのURL http://www.manakafumiko.com/
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by まなか ふみこ May 29, 2007 13:19

凝り性の私は、ついついサブ的な物にも意味合いを持たせたり、息を吹き込んだりしてしまいます。そこが持ち味だとも思うのですが、それが観て下さる方を飽きさせないサービス精神なのか?はたまた自己満足なのか?その紙一重のラインで格闘しながら日々コツコツと描いております。
最近は修正可能なアクリル画材に目覚め、水彩を描いてる時には得られなかった解放感は絵にも反映するのでは?と画材の幅を広げるべく模索中です。
2. Posted by まなか ふみこ May 29, 2007 13:20

私(まなか)は北見葉胡さんを紹介致します。
彼女のイラストは細部にまでこだわりや遊び心があり観ている人を飽きさせないどころか、奥深い色使いと相俟ってその不思議な世界に引きずり込んでしまう力があります。その異次元な世界は、どこか心地良くいつまでも浸っていたい『秘密の宝箱』と言った感じです。私はそのツボにはまりっ放しで、眺める度に新しい発見があり画面の片隅から「私を見て〜」と声が聞こえて来るのです。最近は絵本も多く手がけられ、著書である『さぼてん』は本場メキシコでも翻訳されています。
彼女との出会いは版画工房でした。いつも誰にでも笑顔で接して下さり、子供の頃のエピソード(彼女のHP左上のお魚マークに潜んでます)の片鱗が時々垣間見れるような?大人の魅力と可愛らしい部分が共存したとても素敵な方です。
北見葉胡さん『異次元からくり箱』のURL http://www.asahi-net.or.jp/~bg4t-ktm/